タグマネージャー

Googleタグマネージャーにアナリティクスのコードを設定する

Google タグマネージャー(GTM)にGoogleアナリティクスのユニバーサルアナリティクスタグを設置する手順を紹介します。

実際にはユニバーサルアナリティクスのタグ全体ではなく、トラッキングIDのみを設置します。

トラッキングIDを発行する方法については別の記事で紹介しているので、そちらを参照してください。

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この記事の内容

 

タグマネージャーのコンテナにタグを登録する

ここでは、すでにコンテナを作成した状態から、タグを登録していきます。

コンテナにGoogleアナリティクスのタグを追加

step
1
Googleタグマネージャーにログイン

まずタグマネージャーにログインします。

Googleタグマネージャーコンテナ一覧

GTMの管理画面に登録済みコンテナの一覧が表示されています。

上の画面ではふたつのアカウントが登録されていて、上のグループにはすでに5つのコンテナが作成されています。

ここから、5つのうちいちばん上のコンテナに、Googleアナリティクスのタグを追加していきます。

コンテナ名部分をクリックして、コンテナ管理画面に入ります。

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2
コンテナのワークスペースに入る

コンテナの設定を行う画面をワークスペースといいます。まだ、なんの設定もしていないので「現在編集中」「未公開のコンテナ」ともに空っぽの状態です。

Googleタグマネージャー ワークスペース

空のワークスペースにタグを登録します。

ワークスペース左上の赤枠部分で[新しいタグ]をクリックして、タグ作成画面に移ります。

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4
タグの設定

タグ作成画面は、上下2段に分かれています。

タグ設定画面

上段にタグを追加します。

まず上段の[タグの設定]でグレーのアイコンをクリックします。

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5
タグタイプを選択

タグタイプを選択

タグタイプのおすすめでユニバーサルアナリティクスを選択します。

タグタイプを選択のパネルが現れます。おすすめの先頭にある「Googleアナリティクス ユニバーサルアナリティクス」を選択します。

ポイント

おすすめにないものは、カスタムHTMLを使って登録できます。

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6
タグの設定画面

Googleアナリティクスのタグは簡単に設定できるようになっています。

トラッキングIDの登録

GoogleアナリティクスのトラッキングIDを登録します。

「このタグでオーバーライド設定を有効にする」をクリックするとすぐ下にテキストボックスが現れます。

あらかじめコピーしておいたGoogleアナリティクスのトラッキングID部分だけをここにペーストします。

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7
トリガーの設定

続いて下へスクロールし、「トリガー」の設定を行います。

トリガー設定を登録

トリガーにタグが動作するタイミングを設定します。

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8
オールページをトリガーに設定

トリガーは、タグが動作するタイミングを意味します。

トリガーのタイミング設定

トリガーのタイミングにAll Pageを設定して追加します。

「名前」にチェックを入れると"All Page"が選択されます。右上の[追加]をクリクします。

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9
設定とトリガーを確認

設定とトリガーが表示されるので、右上の[保存]をクリックします。

タグ設定とトリガーの確認

タグ設定とトリガーを確認して保存します。

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10
タグ名の設定

タグ名の設定ダイアログボックスが出ます。

タグに名前をつける

登録したタグにわかりやすい名前をつけます。

そのまま保存してもいいですし、わかりやすい名前につけかえることもできます。

以上でGoogleアナリティクスのタグを設定できました。

続いて実際に動作するかをプレビューで確認します

 

タグの動作をプレビューで確認する

Googleタグマネージャーでは、動作を実際のページでチェックするのではなくプレビューモードで確認します。

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11
プレビューモードに切り替え

いったんワークスペース画面へ戻ります。続いて右上の[プレビュー]ボタンをクリックします。

プレビューモードに切り替えます。

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12
プレビュー状態のワークスペース

赤枠で囲った部分は、ワークスペースの表示がプレビューモードに切り替わったことを示しています。

プレビュー状態のワークスペース

プレビューモードに入ったことを示す表示

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13
ブラウザでページを確認

ブラウザでタグを設置したページにアクセスします。ページ下部に、タグの動作状態が表示されます。

ページのプレビュー

Fireの文字が出ていればタグが正常に動作しています。

下のペインに、Googleアナリティクスのタグが設置されていることが表示されています。Fireの文字が出ていればトリガーが発動して正しくタグが動作しています。

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13
プレビューモードの終了

タグの動作が確認できたのでプレビューを終了します。

プレビューの終了

プレビューモードを終了します。

青枠の「現在編集中」で「ワークスペースの変更」が1になっている点にも注目してください。

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14
コンテナを公開

続いてコンテナを公開します。

コンテナを公開

[公開]ボタンをクリックします。

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15
バージョン名とコメントを設定

公開するコンテナのバージョン名とコメントを設定します。

今回はわかりやすく"Googleアナリティクス"にしてみました。

コンテナのバージョン名設定

コンテナにバージョン名と説明を記入します。

最後にもういちど右上の[公開]をクリックします。

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16
コンテナ バージョン1を公開

これで、Googleアナリティクスタグを記入したコンテナが公開されました。

コンテナの公開中

タグをひとつ設定したコンテナが公開になりました。

バージョン1の名前が"Googleアナリティクス"になっているのと、コンテナ内にタグがひとつ登録されているのがわかります。

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17
ワークスペースでバージョンを確認

ワークスペースの画面に戻ると、公開中のバージョンが1になっています。

バージョンの確認

ワークスペース上でも現在のバージョンを確認できます。

これでGoogleアナリティクスでの計測が可能になりました。

続いて、同じコンテナにふたつめのタグを登録しておきましょう。

 

Googleアドセンスのタグを追加登録する

同じコンテナに、ふたつめのタグとしてGoogleアドセンスを登録します。

なおアドセンスタグの取得方法については、別の記事で紹介しています。

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ただしGoogleアドセンスのタグはおすすめの中にはないので、HTMLタグで登録します。

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18
タグタイプでカスタムHTMLを選択

アドセンスタグの登録

GoogleアドセンスのタグはカスタムHTMLで設定します。

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19
Googleアドセンスタグをペースト

タグ設定テキストボックスにアドセンスのタグを貼り付けて、トリガーはGoogleアナリティクスと同じく"All Page"に設定します。

アドセンスタグとトリガーの指定

Googleアドセンスのタグを貼り、トリガーを指定します。

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20
プレビューで確認

プレビューモードに切り替えて、ブラウザでページにアクセスします。

ブラウザでプレビュー

追加したふたつめのタグが動作しているかをプレビューで確認します。

同じコンテナの中に、最初に登録したGoogleアナリティクスのほかにGoogleアドセンスが追加されているのがわかります。こちらもFireと表示されているのを確認してください。

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21
バージョンを確認

ステップ13からの流れと同じ要領で、プレビューを終了し、バージョンに名前をつけてコンテナを公開します。

今回バージョン名は"Googleアドセンス"にしました。

ワークスペースに戻ってバージョンタブで確認すると、バージョン2が公開中で、タグが2つ設置されているのがわかります。

ワークスペースでバージョン確認

ワークスペースのバージョンタブで内容を確認できます。

下のリストではバージョンの内容が、GoogleアナリティクスとGoogleアドセンスであることもわかります。

以上でふたつめのタグ設定も終了しました

 

複数サイトを運用するとき注意したいこと

GTMでのタグ管理は、コンテナとバージョンを分けることで一見手間が多いのですが、複数のサイトにそれぞれ異なるタグを設定するような使い方だと、すっきり整理できます。

逆に複数のサイトでも、まったく同じタグを設置するのなら、サイトごとにコンテナを分けるのはかえって手間を増やしてしまいます。10個のサイトを運営しているのに、同じ内容のコンテナを10個作らなければならないとなると、どこかでタグ設定にミスがあったときチェックがたいへんです。

かといって単純にひとつのコンテナで済ませればいいというわけでもありません。

たとえばGoogleアナリティクスでサイト別に切り分けて分析したいなら、異なるトラッキングIDを割り振る必要があります。

当然、コンテナも使いわけないといけません

このあたりはどのようにサイトを運用したいかによって変わってきます。あらかじめしっかり検討してください。

 

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