WordPressテーマ”Astra3.0"を使ったサイト作成の記録
フッタービルダーを使ったフッタのカスタマイズについて。
使用サーバー:ロリポップ
クレジットロゴを修正する
Astra3.0で登場したフッタービルダーを使って、サイト全体のフッタを作成する。
外観>カスタマイズと進んで、左のメニューから[フッタービルダー]を選択。
ページを確認すると、ページの最後にサイトのクレジットの中に、使用しているWordPressテーマ(Astra)のクレジットが書かれているのでこれを消したい。
フッタービルダーに入ると、編集エリア下部にフッタービルダーが現われる。
ヘッダービルダー同様の3段構成で、Above、Primary、Belowの3つに分かれている。
いちばん下のBelowにクレジット用パーツ”Copyright"が入っている。
フッタービルダー上の[Copyright]か、または左メニュー内の[Copyright]をクリックして、プロパティ設定画面を開く。
Copyrightのプロパティが現われる。
左側のテキスト編集エリアに、コピーライト表示用のテキストとメタタグが書かれている。
後ろの”Powered by~”部分が不要なので、セパレーターの"|"以降を選択して消去。
[公開]をクリックしてページをプレビューし、クレジットの後半部分が消えているのを確認。
Pro版のホワイトラベル機能
有料版のAstra Proには、クレジットのメタタグを残したまま内容を自由に書き換えられる”ホワイトラベル”機能がある。
ホワイトラベルを使うことで、テーマ名をカスタマイズしたり制作者の名前やリンク先サイトを書き換えられる。
フッターのパーツを配置する
前述のとおり、フッタービルダーにはAbove、Primary、Belowの3つの段があり、初期設定ではいちばん下のBelowにすでに”Copyright”が割り当て済み。
残るAboveとPrimaryにパーツを配置することで、オリジナルのフッターを作成できる。
また、各フッター内をブロックに分割できる。
Belowフッターは1ブロックのみだが、Aboveはふたつ、Primaryはつに分かれているので、計5つのパーツを登録できる。
まだパーツが配置されていない空白ブロックをマウスでポイントすると[+]ボタンが現われ、クリックするとパレットがポップアップしてパーツを選択できる。
各ブロックに配置できるパーツはひとつだけ。また使用できるパーツの数は限られているので、配置するたびに残りの使えるパーツが減っていく。
このため同じパーツを複数の場所に配置することはできない。
初期状態で使えるパーツは、HTML1とHTML2、Footer Menu、Social、Widget1~4の8個。
HTML1とHTML2は自由にコードを書けるので、HTMLの知識があれば自由に使える。
Footer MenuはWordPressのメニュー設定で作成したフッターメニュー用。
SocialはSNSアイコンの設置専用。
パーツを配置すると左のメニューエリアに、アイテムの一覧が表示される。
アイテムを編集するときはここをクリックするか、フッタービルダー上に配置したボタンをクリックする。
なお、パーツを配置しただけでは、プレビューしてもなにも表示されない。
フッターパーツの内容を記入する
配置したHTMLパーツの内容を入力してフッターコンテンツを作成する。
左のメニューまたはフッタービルダー上のパーツをクリックするとプロパティ編集画面が現われる。
”HTML1"に事業者の業務内容を入力。
続いてSNSアイコンにリンクを設定。
Primaryヘッダー上の[Social]をconをクリックすると、左のプロパティパネルに、Facebook、Twitter、Instagramの3項目が表示される。
それぞれの項目をクリックするとURLを指定できる。
登録済みのアイコンを非表示化したり、その他のソーシャルサービスのアイコンを追加することもできる。
電話のアイコンを追加したところ。
プレビューをチェックして配置を調整する
フッターに情報を入力したら、プレビューでチェックしてみる。
HTML1では番号なしリスト(Unordered List)を使ったが、そのまま表示するとブレットの黒丸とテキストが離れてカッコ悪いことが判った。
これは、HTML1ブロック内のテキストが中央揃えになっているため。
そこで設定画面に戻って、左揃えに変更する。
ブロック内を左揃えにしたことで、番号なしリストの表示がキレイになった。
以下、同様にほかのフッターブロックについても適宜調整していく。
タブレットとモバイルの設定
タブレットモードとモバイルフォンモードでの表示も確認しておく。
まずタブレットモードを見ると、プライマリフッター左側のブロック(すなわちHTML1のコンテンツ)がフッターの左端にぴったりくっつき過ぎている。
またモバイルフォンモードでも同様にHTML1の内容が左に寄りすぎなのに加えて、縦に並んでいるHTML1とHTML2もくっつき過ぎで境が判りづらい。
そこでこのふたつを「Design」タブで調整する。
「マージン」グループのいちばん左にあるアイコンをクリックすることで、上下左右4つの値を個別に指定できるようになる。
左のマージンを大きくする。
モバイルモードでも同様の指定を行う。
HTML1の下にマージンを確保することで、HTML2との区切りがより判りやすくなった。
背景色と文字色の指定
フッタービルダーの仕上げとして、背景色を指定することでメインコンテンツと視覚的に差別化し、フッターであることをより強調する。
まずPrimary Footer左端のコグ(歯車)アイコンをクリックして、Primary Footerのプロパティ画面を開く。
続いてDesignタブに切り替えて、Primary Footerの背景色を指定する。
ここでは濃い緑色(ブリティッシュレーシンググリーン)を設定してみたが、HTML1とHTML2の文字色が黒なので、読みづらくなってしまった。
そこで再びHTML1とHTML2のプロパティを開いて、それぞれ文字色を変更する。
HTML1の文字色を”白”に変更したが、見出しの文字には影響しないので依然として読みづらいままだ。
そこで”General”タブに切り替えて、見出し部分の文字色も変更しておく。
編集ボックス上の表示に注意
文字色を白にしたことでブラウザ上では見やすくなったが、プロパティ画面の編集エリア上では、白地の背景に白い文字なので読みづらくなっていることに注意。
後日文字を編集するときなどは、一見空行が入っているだけに見えてしまうので注意すること。
もし可能ならWordPress管理画面のカラースキームを変更してしまったほうがよい。